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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.32 渡辺 涼子 さん

プロフィール

渡辺 涼子(わたなべ りょうこ/旧姓:藤本)1966年 岡山県生まれ
金沢学院大学 人間健康学部教授 女子柔道部監督
講道館柔道女子七段

主な戦績:

1986、1991、1993年 全日本女子柔道体重別選手権大会 優勝(1986年61kg級、1991・1993年66kg級)
1986、1991年 世界選手権大会(マーストリヒト61kg級、バルセロナ66kg級)3位
1992年 バルセロナオリンピック 66㎏級 出場

私は、現役引退後にセカンドキャリアとして「教員になって柔道を教えたい」という中学時代からの目標を大学教員としてスタートしました。現在は、所属と全柔連強化委員会の2つの立場で選手に携わっています。どちらに対しても「柔道を通して人間性を育み社会貢献する」という目的は同じです。今回、この場をお借りして今までの取り組みをお話させていただきます。

まず、所属の金沢学院大学では、指導を始めて27年目に入りました。今まで卒業生、保護者、指導者仲間、家族と多くの方々にサポートをいただいてきました。特に、この12年程は、強化委員会の活動で所属を不在にすることも多かったため、限られた時間の中で学生とどう関わっていくかが大きな課題となっていました。毎年チーム状況が変化するため、その年のキャプテンと上級生には特に苦労をかけていたと思いますが、本当に良くチームをまとめてくれました。また、私が不在の時には、多くの卒業生や保護者の方々から絶大なるサポートをいただき、私にとって大きな励みとなっていました。

昨年は、新型コロナの影響で1年のほとんどを所属で過ごしました。練習が制限される中でそれぞれが工夫した取り組みができ、今までの当たり前の環境に対する気持ちにも変化があったようです。今年に入り学生は、新たな取り組みとして「形」に挑戦しました。ほとんどの学生が初めての経験であり、練習すればするほど形の奥深さを感じたようです。学生にとっては、柔道での様々な学びが「軸」となり、その後の人生に役立つと思っています。学生が日々懸命に打ち込む姿に改めて感謝すると共に、今後も全力でサポートしたいと気持ちを新たにしています。

次に、全柔連強化委員会との関わりですが、科学研究部員、女子ジュニアコーチ、女子ジュニアヘッドコーチを経て、現在は強化委員会副委員長として携わっています。ここでも所属同様、連盟スタッフ、所属関係者など多くの方々にサポートをいただいています。強化選手の目標に向かって妥協しない普段の取り組みと試合での戦い、スタッフの細かい部分までの準備や心配りは、見ている側が感動するだけでなく、たくさんのエネルギーをもらっています。

強化現場も最近女性コーチ、スタッフが増え、女性スタッフに対する環境も整備されてきました。コーチ、スタッフの中には結婚・出産後も子育てをしながら現場指導に携わっている方もいます。私自身連盟スタッフとして強化に携わり改めて感じることは、「役割分担」と「連携」の大切さです。常にスタッフで情報共有し、コミュニケーションをとりながら協力体制を作っていくことで今後さらに環境が整い、女性活躍の場が増えていくのではないかと感じています。
最後に、今までお世話になってきたたくさんの方々に「感謝」の気持ちを忘れず、今後も教育と強化の両面から選手を育成し、社会貢献を目指す後輩達のお役に立てるよう「向上心」をもち、いつまでも柔道衣とジャージが似合う指導者を目指したいと思います!

現在指導している金沢学院大学の大学生と
柔道を始めたきっかけとなった弟と

次回は、現役時代は強化選手として、現在は全日本強化スタッフとして共に活動している、矢﨑利加さんが登場します。

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